少々長い記事ですが、尖閣諸島問題について今後を含め非常に判りやすいのでご紹介します。
特に今後注目しておきたいと思ったのは、中国の領土拡大には、4つの法則があって、尖閣諸島問題は第4段階にあるということです。第4段階とは、「漁民、民間人保護の大義名分の下、最後は武力を背景に支配権を獲得する。」ということです。
※本文中の着色、太字は拙ブログ管理者に因るものです。
今回の冒頭に、既に第4段階にあるとしましたが、あまりの弱腰振りに一気に実効支配に乗り出してくる可能性も否定できないと危惧します。
現政府に求めるのは無理な話かと思いますが、ちょっと考えて見ました。ポイントとしては、国際世論を味方につける。中国依存を解消する。といったところでしょうか。
●今回の顛末を明らかにすべし
ビデオとGPSでも明らかといっている情報を公開する。今回以前にも度々領海内の侵入はあったであろうから、その発生日時や艦船の数なども遡って明らかにする。
●報復にあった日本商社マンの状況を明らかにすべし
遺棄化学兵器処理事業の入札のために、案内されて撮影をしていたというような情報もあり、勝手に撮影してという訳ではないらしく、日本人の拘束に正当性があったのか?どういう背景のどういう状況にあったのかを早々に公表し、国際社会に示すべきだ。
同時に日本商社マンを軍事施設撮影容疑による身柄拘束という報復に遭い、漁船の船長釈放は明らかで、商社マンの生命を優先したと全世界向けてアピールし、国際世論を味方につける。
同時に、今後の日本人商社マンとか中国好きの旅行者が捕まるだけの状況を避けるべく、中国へ渡航制限を課して、在留邦人は、全員帰国させるといった。報復に遭わないよう注意喚起を始める用意があることをまず示唆することだ。費用も期間も掛からず効果が期待できる。
●日本大使の召還をすべし
大使とは最上級の外交使節大使であり、派遣先の国に駐在して派遣元の国を代表している訳で、その認証は天皇が行う。つまり、天皇陛下が遣わせた人間に対して、その扱いが非常識極まりない時間での呼出しなどがあった訳である。通例では、大使の召還は、交戦状態に入る前に行われるのが、その事情聴取という名目ででも早急に召還し、異常事態であること認識させることも必要だろう。
●インド、ベトナムなどアジア諸国と協調強化すべし
毅然とした態度で屈しない日本の姿は、アジア諸国にとって、かつて欧米植民地支配に立ち向かった姿を重ねていたと思われる。一国で抑えきれないから中国だからこそ、中国の横暴に困惑しているアジア諸国と日本は手を取り合っておく必要があるはずだ。
●中国のレアアースに頼らない技術をどんどん発表すべし
沖縄の海底に熱水鉱床から希少金属を得る技術などに、予算を付けて早急に事業化すること。本気で中国のレアアース離れを考えていることを示唆すべきだ。大量に採取できれば、レアアースの分野で日本の国際貢献も可能ではないか。
ほかにも、中国向けのODAの即時停止があります。日本を凌ぐ経済大国にもう必要ないでしょう。
しかし、今回のあまりにも弱腰の姿勢はアジア諸国と日本を団結させない方向に働き、大幅に国益を損ねた過ぎだと思います。日本の弱腰外交のせいで、北東アジアの情勢の不安定を招いたとされないようにして欲しい。さらには、日本が「菅」で「完」にならないことを願います。
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